平成28年も、あと4日で終わろうという師走の27日、その報は齎らされた。第71回文化庁芸術祭、大衆芸能部門「優秀賞」、長年の夢だった芸術祭での受賞が、遂に叶ったのである。思えば長い道のりだった。子育て一段落後の40歳の時 […]
続きを読むあさくさ交遊録<第5回>稲川實|月刊浅草ウェブ
吉村平吉先生は、昭和48年(1973)『実録・エロ事師たち』(立風書房・装画カット・滝田ゆう)を単行本化したのが処女作である。しかし何故かその8年後、昭和56年(1981年)9月にも、内容そのまゝで、『実録・エロ事師たち […]
続きを読むつれづれの記<第5回>田中けんじ|月刊浅草ウェブ
昭和12年日中戦争の勃発は不穏な先行きを暗示させる。そんな世相をよそに浅草では7月国際劇場が華々しく開場した。笠置シズ子は大阪少女歌劇団の一員(のちのSKD)として上京、ターキー(水の江滝子)らと共演するが、出色の素材と […]
続きを読む「浅草活弁祭り」コロナ禍にも負けず!東洋館での開催を切望した訳は?<第32回>浅草六区芸能伝|月刊浅草ウェブ
東洋興業会長(浅草フランス座演芸場東洋館)松倉久幸さんの浅草六区芸能伝<第32回>「浅草活弁祭り(あさくさかつべんまつり)」 2020年10月23・24日、東洋館にて「2020 あそう子八咫・八咫の浅草!浅草活弁祭り」が […]
続きを読む岡本文弥(新内節太夫)の名随筆「気まま黄表紙」<第3回>|月刊浅草ウェブ
○つらがまえ 笑顔で人に接するというと体裁はいいのですが私のはそんな立派なものではない。誰に逢っても意気地なくニャニヤ笑顔を見せるのです。べつに媚びるわけではないが精神にしっかりしたシンがないから、すぐにだらしなくニャニ […]
続きを読むポポ君の浅草散歩<第11回>原えつお|月刊浅草ウェブ
今回は、「かっぱの屁(へ)」というお話しです。 浅草のかっぱ橋は江戸時代、かっぱが工事を手伝ってくれたという伝説があります・・・ ※作品の無断使用・転載は固くお断りします。
続きを読む「待乳山聖天」大根まつりでも有名。喧噪を離れ隅田川沿いに佇む浅草の霊山<第14回>まい子のぶらり散歩|月刊浅草ウェブ
第14回「待乳山聖天(まっちやましょうでん)」 今回は、『待乳山聖天(まっちやましょうでん)』の通称で親しまれ、「大根まつり」や「浅草名所七福神」でもおなじみの本龍院を訪れ、第23代・平田真澄住職にお話を伺ってまいりまし […]
続きを読む「一葉祭に寄せて」心と表現<第12回>熊澤南水|月刊浅草ウェブ
平成28年11月20日㈰から4日間、樋口一葉の記念館である台東区立「一葉記念館」では、リニューアル10周年記念と銘打って、様々な企画が開催された。重ねて、樋口一葉没後120年と云う年でもある。その記念の年、有難いことに不 […]
続きを読む浅草四方八方噺(よもやまばなし)<第4回>松井天遊|月刊浅草ウェブ
浅草は日本一の繁華街といわれている。とくに雷門から宝蔵門までの仲見世通りは、四六時中ではなく二六時中よりも短いか、とにかく大変な賑わいぶりである。ア ーケードになっている新仲見世通りもそれに準じて人通りが多い。六区、国際 […]
続きを読むあさくさ交遊録<第4回>稲川實|月刊浅草ウェブ
吉村平吉先生は、10歳も年下の野坂昭如さんを、畏敬の念をもって対し、変わらぬ友情を育てゝいたから、お二人の仲は、素晴らしい関係だったと思っている。吉村先生の処女出版『実録*エロ事師たち』(立風書房1973年)は、当時売り […]
続きを読む