作品名: わかれ道 ・上の段作者: 樋口一葉語り手: 熊澤南水撮影場所:浅草某所撮影日時:2021年8月13日 2022年は『樋口一葉生誕150年』になります。熊澤南水さんの朗読で、樋口一葉の世界に浸かってください。 & […]
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見返り柳に思いを馳せて<第13回>懐かしの浅草芸能歩き|月刊浅草ウェブ
「土手の柳は風任せ好きなあの子はくちまかせええしょんがいな……」現在は改修されて自動車が行き交う、土手のない「土手通り」を歩いた時、ふと「大江戸出世小唄」(湯浅みか作詞、杵屋正一郎作曲。歌詞は藤田まさとの変名)の一節が浮 […]
続きを読む国際通りの対決<第10回>懐かしの浅草芸能歩き|月刊浅草ウェブ
「煩悩の裏は菩薩の大音寺」と古川柳に詠まれた浄土宗の古刹、正覚山大音寺は国際通り沿いの台東区竜泉1丁目にある。通りの向かいには、毎年酉の市で賑わう鷲(おおとり)神社。その背後に、かつて広がっていたのが〝煩悩〟の地、吉原遊 […]
続きを読む「再演に向けて」心と表現<第21回>熊澤南水|月刊浅草ウェブ
年齢(とし)を重ねるに従って、一年の過ぎるのが殊更早く感じられ、まるで何かに追い掛けられているような気さえする。去年の今頃は……? と振り返って見ると、崖っ淵に立つ覚悟で挑戦した新作「お吟さま」を覚えるのに必死だった。夢 […]
続きを読む「一葉の恋」心と表現<第16回>熊澤南水|月刊浅草ウェブ
近代文学史に輝かしい足跡を残し、僅か24歳で逝った樋口一葉。没後120年の時間(とき)を経ても、今、尚、作品のみずみずしさは、人々の心を捕らえて離さない。 両親は、山梨県塩山の小前百姓の出だったが、志を立てて江戸へ出て働 […]
続きを読む「念ずれば花開く」心と表現<第13回>熊澤南水|月刊浅草ウェブ
平成28年も、あと4日で終わろうという師走の27日、その報は齎らされた。第71回文化庁芸術祭、大衆芸能部門「優秀賞」、長年の夢だった芸術祭での受賞が、遂に叶ったのである。思えば長い道のりだった。子育て一段落後の40歳の時 […]
続きを読む「一葉祭に寄せて」心と表現<第12回>熊澤南水|月刊浅草ウェブ
平成28年11月20日㈰から4日間、樋口一葉の記念館である台東区立「一葉記念館」では、リニューアル10周年記念と銘打って、様々な企画が開催された。重ねて、樋口一葉没後120年と云う年でもある。その記念の年、有難いことに不 […]
続きを読む「巡礼・行脚」心と表現<第6回>熊澤南水|月刊浅草ウェブ
津軽での舞台を終えて帰京したのが、大型連休に突入したばかりの4月30日、長い人では10日以上の休暇に入るのだと云う。しかし、私は息を抜く暇もなく、次の四国から岐阜へと10日間に渡る、巡礼行脚の旅支度に取りかからねばならな […]
続きを読む「四谷コタン」心と表現<第4回>熊澤南水|月刊浅草ウェブ
「四谷コタン」は、小さなライブハウスである。新宿区若葉町1丁目、JR四谷駅から徒歩5分程の場所で45年余、ライブハウスとして多くの逸材を輩出してきたのである。我が師、三上左京が役者時代、仲間を集めて、詩と小説を演ずる「可 […]
続きを読む「命薬(ぬちぐすい)」心と表現<第2回>熊澤南水|月刊浅草ウェブ
『2月1日(月)、JAL921便で26年目となる沖縄公演へ飛び立った。暖冬かと思われていたが、一転して冬将軍が暴れ出し、本州は連日厳しい寒さに見舞われていた頃である。那覇空港に到着したのが19時30分気温17度、小雨模様 […]
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