「一葉祭に寄せて」心と表現<第11回>熊澤南水|月刊浅草ウェブ

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平成28年11月20日㈰から4日間、樋口一葉の記念館である台東区立「一葉記念館」では、リニューアル10周年記念と銘打って、様々な企画が開催された。
重ねて、樋口一葉没後120年と云う年でもある。
その記念の年、有難いことに不尚この私にも、出番が与えられていた。
流麗な一葉の文体に、日本語の美しさを見出し、朗読、語りを通して表現してみたいと、一念発起したのが40歳の時。
手が掛からなくなったとは云え、5人の娘達は末っ子がやっと小学校に入学したばかりの時期、まだまだ目は離せない。厳しかった姑はその前年に見送り、心の中に少しゆとりが生まれ始めていた、この時がチャンスと受け止めたのである。

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