猿若三座〈第4回〉絹川正巳|月刊浅草ウェブ

劇界の凶年とされる明治10年も秋となり、これからは世の中の景気も立ち直り、芝居は不況を乗り越え、いよいよ繁盛すると皆が喜びはじめたが、10月になって総師格であった五世坂東彦三郎が大阪において46歳の役者盛りで没した。 彦 […]

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あさくさ交遊録<第8回>稲川實|月刊浅草ウェブ

吉村先生の『吉原酔狂ぐらし』(三一書房・1990年)に、「酔狂連赤線忌」という項がある。「戦前ならぬ線前の人間にとって、赤線の灯の消えた3月31日という日は、やはりなにかと感慨深い。春浅きこの日、かの赤線といえるものの容 […]

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猿若三座〈第3回〉絹川正巳|月刊浅草ウェブ

拍子木のことを略して〈木〉または〈析〉(読み:き)という。 開幕の鳴り物に合わせて木をチョンチョンと次第に早めにきざんで幕があいていく。 開幕の時も、幕切れの木頭(きがしら)を主演者のイキに合わせ、舞台の効果をこわさぬよ […]

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