あさくさ交遊録<第9回>稲川實|月刊浅草ウェブ

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吉村平吉先生から直に伺った話によると、酔狂連そのものは昭和42年の9月、お好み焼きの「染太郎」での顔合わせが始まりで、何と「松茸をたらふく食う会」だったというから面白い。松茸の仕込みには、朋友「かいば屋」の熊谷幸吉さんが担当で、築地のヤッチャ場から取り寄せたというから豪勢である。
2回目も会場は染太郎で、「チャルメラを吹く会」という奇妙な会だったそうだから、予測しにくい八方破れの会だったことは間違いない。
酔狂連の写真はかなり残されているので、ご披露できるのだが、何の会だったのか、冠付ができないのが残念である。全員戦闘帽で、歌を歌っている写真が何枚もあるが、それが「敗戦忌」なのか、「軍歌の会」だったのか、皆目分からないから困ったものである。

>次ページ「2階の大広間を宴会場とした〝お客さん〟たちと大酒盛り!」

安達流の家元・安達瞳子さんは、酔狂連のお姫様格であった。

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