~『浪曲と浅草』より・桃中軒 雲右衛門(とうちゅうけんくもえもん)⑦~ ◆『浅草文庫』は、浅草観光連盟が昭和52年に設立した、浅草に関する文献やさまざまな資料が収蔵された私設図書館でした。(平成23年、惜しまれつつ閉館。 […]
続きを読む浅草三話<第2回>瀬戸口寅雄(せとぐちとらお)|月刊浅草ウェブ
【忘れ得ぬ人と品】 本箱の中の整理をしていたら、ほこりをかむったインキ(インクとも云う)スタンドが出てきた。三十年も前、木村錦花(きんか)先生から贈られたものだが、壊れてしまってからも、捨てるのが惜しくて、本箱の中に大事 […]
続きを読む【朗読】樋口一葉作『わかれ道』上の段|熊澤南水|浅草ユーチューブ
作品名: わかれ道 ・上の段作者: 樋口一葉語り手: 熊澤南水撮影場所:浅草某所撮影日時:2021年8月13日 2022年は『樋口一葉生誕150年』になります。熊澤南水さんの朗読で、樋口一葉の世界に浸かってください。 & […]
続きを読む「応援歌」心と表現<第28回>熊澤南水|月刊浅草ウェブ
第158回芥川賞受賞者、若竹千佐子さんの作品、「おらおらでひとりいぐも」が話題になっている。デビュー作で、それも64歳と云う年齢での受賞である。発表のニュースを耳にした時、私は只、ヘェーッと単純に驚いた。デビュー作で芥川 […]
続きを読む浅草三話<第1回>瀬戸口寅雄(せとぐちとらお)|月刊浅草ウェブ
【新派の誕生】 川上音二郎が堺市の卯の日座で、川上書生芝居の旗揚げをしたのは、明治二十四年であった。音二郎の目的は、東京公演にあったから、ちくじ東上、六月には浅草鳥越の中村座に乗り込み、初御見栄の公演にこぎつけた。 興行 […]
続きを読む吉原あれこれ<第3回>野一色幹夫(のいしきみきお)|月刊浅草ウェブ
《われ、十六才の初陣は……。》 —いまの吉原は、まったく『つわものどもの夢のあと』といった感が深い。赤線地帯ならぬトルコ地帯みたいに、トルコ風呂のネオンが明るく、その影に添うごとく旅館に転向したかつての女郎屋が、対象的に […]
続きを読む「祭典のあと」心と表現<第27回>熊澤南水|月刊浅草ウェブ
史上最多、92の国と地域から2925名が参加し、熱戦を繰り広げた第23回冬季オリンピックが閉幕した。極寒の韓国平昌での大会は、2月9日に開幕15の競技、102の種目で連日盛り上がり、感動的なシーンの数々に心を揺さ振られた […]
続きを読む浅草四方八方噺(よもやまばなし)<第9回>松井天遊|月刊浅草ウェブ
浅草おかみさん会の富永照子会長の笑顔を久しぶりNHKのニュースの画面でおみかけした。都知事候補の一人・小池百合子さんを囲んで談笑しているシーンであった。 その小池百合子さんが見事当選。7月31日午後8時の投票締切り時には […]
続きを読む吉原あれこれ<第2回>野一色幹夫(のいしきみきお)|月刊浅草ウェブ
―さて、戦後になると、女性解放で〝籠(かご)の鳥〟の悲哀もなく、明るい赤線吉原となり、〝自由女郎〟—いや、特飲店の接客婦がキャア、キャア、客を呼ぶようになった。哀愁がひとつの情緒となったそのかみの、吉原のムードは一変した […]
続きを読む浅草四方八方噺(よもやまばなし)<第8回>松井天遊|月刊浅草ウェブ
浅草には、笑いの伝統がある。流行りの言葉でいえば「レジェンド」である。「笑いの殿堂」もある。浅草演芸ホール、東洋館、木馬亭、ゴロゴロ会館。このほかにも大小様々な施設ができている。浅草公会堂では漫才大会が開かれたり、喜劇が […]
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