「銀杏がえしに黒襦子かけて泣いて別れたすみだ川…」 昭和12年、東海林太郎が発表した「すみだ川」の歌い出し。佐藤惣之助作詞、山田栄一作曲「あゝそうだったわねえ……」と入るせりふは田中絹代で、のちに美空ひばりや島倉千代子も […]
続きを読む袴田京二|懐かしの浅草芸能歩き
新国劇直伝! 日本時代劇研究所<第3回>懐かしの浅草芸能歩き|月刊浅草ウェブ
「新国劇では、斬られ役という言葉を使いませんでした。カカリ(掛かり)といって、ただ斬られるだけではない。強い侍、弱い侍、博徒など役柄と場面に応じた刀の持ち方、振り方、鞘への納め方があって、それこそ腕の立つ役者が選ばれまし […]
続きを読むダーリンの歌が聞こえる<第2回>懐かしの浅草芸能歩き|月刊浅草ウェブ
「我々は故(ゆえ)あって、徳川家へ味方する者。軍用金にこと欠いておる。身ぐるみ脱いで置いていけ」不穏な空気漂う幕末、蔵前の榧寺(かやでら)へさしかかった駕籠を追いはぎの一団が襲う、落語『蔵前駕籠』。だが、ここから吉原まで […]
続きを読む犬も歩けば像が立つ<第1回>懐かしの浅草芸能歩き|月刊浅草ウェブ
「最近の犬は、毛糸の固まりみたいなのが歩いてますね。あの毛を一本引っ張ったら、犬がなくなっちまうんじゃないか」古今亭志ん生という人のセンス、間(ま)の取り方、声の張り具合(「毛糸の固まり……でやや低い調子になる)も含めて […]
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