つれづれの記<第7回>田中けんじ|月刊浅草ウェブ

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2006年、アメ横で水産会社を営む石山和幸さんは親しい野原さんらとフランス旅行。パリのホテルで現地の新聞を見て驚いた。思いもよらぬ「TAITO」の横文字が踊っている!仏政府が我が町上野公園にある「ル・コルビジェ設計の美術館を世界遺産に推薦しようとしているー。」

当時台東区でも世界遺産候補であることは知られておらず、異国で知った報道に郷土愛が湧き立つ思い。日仏の連携は世界的な文化の杜構想につながる。
帰国後台東区役所(当時吉住弘区長(故))に連絡。観光関係者や会長を務めていた区商連の仲間と運動の先頭に立つ決意をした。

>次ページ「観光振興や経済的利益の欲求が高まり、「町おこし」の材料に傾きがちである」

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