~『浪曲と浅草』より・桃中軒 雲右衛門(とうちゅうけんくもえもん)⑨~ ◆『浅草文庫』は、浅草観光連盟が昭和52年に設立した、浅草に関する文献やさまざまな資料が収蔵された私設図書館でした。(平成23年、惜しまれつつ閉館。 […]
続きを読む浅草誌半世紀・名随筆の足跡<第13回>・近藤富枝「豆売りのおばあさんと荷風と」|月刊浅草ウェブ
浅草といえば観音さま。観音さまというと鳩の豆売りのおばあさんが思われる。下町育ちのわたしの古いアルバムには観音さまの境内で鳩に豆をやっている写真がある。たぶん二歳くらいだろう。赤と思える麻の葉模様のしぼりのきものを着て、 […]
続きを読む浅草誌半世紀・名随筆の足跡<第12回>・瀬戸口寅雄「昭和座の兵隊劇」|月刊浅草ウェブ
大阪の吉本興業が、東京浅草に進出してきたのは、昭和三年であった。遊楽館についで、昭和座を手に入れ、梅沢昇一座や金井修一座の剣劇をやっていた。東京吉本を経営しているのは、常務の林弘高氏(現在の社長)で、一時は日活の前専務江 […]
続きを読む十円と童貞<後編>土師清二(はじせいじ)浅草とエロティシズム|月刊浅草ウェブ
狭い町なみの廂間(ひあわい)から十二階凌雲閣がうす墨いろに見えていたが、初夏の日長の暮色はまだ明るく、それらしい町なみへはいって行ったが、ひっそりとしていて声をかけてくる者もない。時間が早いからであろうと路次をぬけで観音 […]
続きを読む「ストリップダンサー」【第5回】活弁士『麻生子八咫(あそう こやた)』が語る❗月刊浅草オーディオブック
活弁士 「麻生子八咫(あそう こやた)」が『浅草芸人』を語る❗ 第5回目は、語られる機会も少なくなってしまった「ストリップダンサー」間違いなく昭和中期の浅草大衆文化を盛り上げた、核の一つでありました。今とな […]
続きを読む十円と童貞<前編>土師清二(はじせいじ)浅草とエロティシズム|月刊浅草ウェブ
鐘の音で目をさました。まだもうろうとしている頭の中のとこかで、ここはどこだろう、わたしが八年間いまもやっかいになっているお寺に鐘楼はない、本堂の軒さきに火の見やぐらの半鐘めく鐘がつってあって、撞木槌がセロテープでぶらさげ […]
続きを読む深見千三郎?アズハチ?欽ちゃん?二郎さん?【第4回】活弁士『麻生子八咫(あそう こやた)』が語る|月刊浅草オーディオブック
活弁士 「#麻生子八咫(あそう こやた)」が『浅草芸人』を語る❗ 懐かしい写真と共によみがえってきた、フランス座時代の楽しい想い出の数々を徒然なるままに、麻生子八咫がお話します!若かりし日の #アズハチ # […]
続きを読む「小さな贈り物」心と表現<第30回>熊澤南水|月刊浅草ウェブ
新しい年を迎える度に、何かしら立てている今年の目標だったが、その気持に変化が起きた。未曾有の体験だった新型コロナウイルスとの戦い、緊急事態宣言下での自粛生活、2年余の年月での体験は、80生きてきた中で、様々な事を気付かさ […]
続きを読む北野武(ビートたけし)後編|活弁士『麻生子八咫(あそう こやた)』が語る【第3回】月刊浅草オーディオブック
活弁士 「#麻生子八咫(あそう こやた)」が『浅草芸人』を語る❗ 第3回目は、前回に続きまして、Netflix #浅草キッド でも語られている #ビートたけし こと #北野武 さん!「#深見千三郎」師匠との […]
続きを読む浅草誌半世紀・名随筆の足跡<第11回>・瀬戸口寅雄「女左膳の頃」|月刊浅草ウェブ
林不忘の小説「新版大岡政談」は、日活、マキノ、東亜の三社が競映、丹下左膳として大当たりに当たり、一篇、二篇、三篇と制作したが、実演でも大騒ぎであった。大阪道頓堀の浪花座では、歌舞伎の坂東寿三郎の左膳、霞仙の櫛巻お藤、角座 […]
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