沖縄県那覇市の観光スポット国際通り、県庁北口交差点から、安里三叉路にかけての16キロその丁度真ん中にあるのが、那覇市ぶんかテンブス館と云う文化施設である。テンブスとはお臍のこと、つまり国際通りの臍であり、ここから四方へ文 […]
続きを読む熊澤南水|心と表現
「奥武山・大琉球神楽」心と表現<第7回>熊澤南水|月刊浅草ウェブ
沖縄県那覇市奥武山公園の東部に、琉球八社のひとつ、沖宮と云う神社がある。琉球王国時代の名残りで、神仏習合を旨とし、沖宮も臨海寺を併置している。沖縄には独特の宗教感があって、寺社は本土のように檀家、氏子の制度を持っていない […]
続きを読む「巡礼・行脚」心と表現<第6回>熊澤南水|月刊浅草ウェブ
津軽での舞台を終えて帰京したのが、大型連休に突入したばかりの4月30日、長い人では10日以上の休暇に入るのだと云う。しかし、私は息を抜く暇もなく、次の四国から岐阜へと10日間に渡る、巡礼行脚の旅支度に取りかからねばならな […]
続きを読む「津軽の休日」心と表現<第5回>熊澤南水|月刊浅草ウェブ
北海道新幹線が開通し、約1ヶ月が過ぎた4月下旬、私は青森へ向けて東京を出発、あと数日でゴールデンウィークに突入と云う、平日の午後の車内だったが、思いの外混んでいた。秋田ゆきのこまち号と、函館北斗ゆきはやぶさ号は、盛岡で切 […]
続きを読む「四谷コタン」心と表現<第4回>熊澤南水|月刊浅草ウェブ
「四谷コタン」は、小さなライブハウスである。新宿区若葉町1丁目、JR四谷駅から徒歩5分程の場所で45年余、ライブハウスとして多くの逸材を輩出してきたのである。我が師、三上左京が役者時代、仲間を集めて、詩と小説を演ずる「可 […]
続きを読む「それぞれの春」心と表現<第3回>熊澤南水|月刊浅草ウェブ
四月は例年の事ながら、入園、入学、就職と、それぞれ希望に胸膨らませて第一歩を踏み出す、新生活スタートの月である。12人いる我が家の孫達の中にも、その日を心待ちにしているのが数人、従って祖母である私も又、あれやこれやと忙し […]
続きを読む「命薬(ぬちぐすい)」心と表現<第2回>熊澤南水|月刊浅草ウェブ
『2月1日(月)、JAL921便で26年目となる沖縄公演へ飛び立った。暖冬かと思われていたが、一転して冬将軍が暴れ出し、本州は連日厳しい寒さに見舞われていた頃である。那覇空港に到着したのが19時30分気温17度、小雨模様 […]
続きを読む「聖天さま」心と表現<第1回>熊澤南水|月刊浅草ウェブ
平成3年の新年号からスタートした拙文「心と表現」が、300号を迎えることと相成った。この間一度も欠号することなく、産みの苦しみで7枚の原稿用紙を、送り続けられた事だけが、唯一の自慢ではある。平成元年に一年間だけ……と云う […]
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