岡本文弥(新内節太夫)の名随筆「気まま黄表紙」<第2回>|月刊浅草ウェブ

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おおみそか/われとわが身に命令す/愚痴や泣き言/ゆめ口にすな

自分が好きで選んだ独り暮しだから、ちっとやそっと不自由があったからと言って甘えたり訴えたりするなよと、昭和56年12月31日こんな歌を作った。そしてひとり、そうだそうだと合点したのですが一夜明くればお正月ー

屠蘇酌むも/餅焼くこともひとりにて/この生活を/沈思黙考す

一体全体これでいいのかナアです。何10年来、こんな佗しい元日、初めてだ。年賀状もたくさん貰った。年末、知友からの佳品は置き場に困るくらい。上京早々踊りの会の出演があり、ラヂオの録音もある筈。結構じゃないかと自分に言いきかせるのだけれど、ふさぎの虫、メランコリーてな言葉もありました、今ならノイローゼかナ、兎に角原因不明、鬱々として楽しまず、鬱なんて字画の多い字、一体どこのどいつが考え出したんだなどと八つ当り、字引で調べて見たら多いことのどん尻で29画でありました。少し気がらくになってー

>次ページ「世界の人々がみんな喜びの歌を歌えるようにしたいものだと、心から願うのみである!」

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