「劇場の裏側ツアー・東洋館編」かつては上下が逆だった⁈寄席時代の名残り<第38回>浅草六区芸能伝|月刊浅草ウェブ

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東洋興業会長(浅草フランス座演芸場東洋館)松倉久幸さんの浅草六区芸能伝<第38回>「劇場の裏側ツアー・東洋館編」

前回は、浅草フランス座演芸場東洋館に今なお残る歴史の痕跡をたどる特別企画ということで、演芸ホール内の昔の舞台装置や地下室の共同浴場跡などをお見せしましたね。
今回はその続編として、上階(4階)にある東洋館まで足を延ばして、写真も多く取り入れながら、ご紹介しようと思います。

その前に、ざっと建物の歴史を説明しておきましょう。
昭和26年オープン時のフランス座は当初3階建てでしたが、昭和34年、5階建てに新築され、1~3階を新設の東洋劇場、4・5階をフランス座としました。昭和39年、4・5階に浅草演芸ホールを新設するにあたり(フランス座は一時閉鎖)改装、さらに昭和46年、フランス座復活に際し5階部分に手を加えていますが、基本的には昭和34年当時の建物をベースに、現在に至っています。

それでは、さっそく東洋館へと足を進めましょう。

>次ページ「浅草演芸ホールも東洋館も、いつでもスタンバイOK!皆さんを待ち続けております!」

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東洋館〜浅草フランス座劇場〜

歴史あるフランス座(ふらんすざ)の名前でも有名な東洋館。正式名称は「浅草フランス座演芸場東洋館」です。
現在はいろもの(漫才、漫談など)を中心とした演芸場。建物を同じくする姉妹館・浅草演芸ホール(落語中心の寄席)とともに、歴史ある浅草お笑い文化の一角を担う存在と自負しています。「浅草フランス座」以来の伝統を受け継ぎつつ、新しい「お笑いの発信基地」でもある当劇場へのご来場を心よりお待ち申し上げております。
浅草観光の際には是非ご利用ください。


東洋館〜浅草フランス座劇場〜公式ページ