『月刊浅草』50周年・600号記念座談会<後編>|月刊浅草ウェブ

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月刊浅草

興味深い提案ですね。昭和22年3月に旧下谷区と浅草区が統合され、東京都特別区の一つとして台東区となった訳ですが、浅草と上野を区の名称に変えると、イベント等やり易くなりそうですね。

ユニークで面白い発想だな。もし実現したら、浅草区長にはぜひ関根さんを推薦したいね(笑)!

時代は刻々と変化し続けてる。誰しもコロナ禍で苦しめられるなんて想像もしていなかった訳でしょう。興行街にしても、すっかり元に戻そうというのではなく、ミニ六区を再現すればいいと思うわ。

ぜひ、再現させたい!そして話は戻りますが、鬼滅を凌ぐような老若男女に受ける六区のオリジナルアニメを作ればいいと思う。浅草区になったら、より評判になりますね(笑)。

東洋館にも若い芸人が多い。彼らにアニメを通じて浅草大衆芸能の歴史に興味を持って貰えればまた違った活気が出てきますよね。こども歌舞伎も、定期的に公演を打って浅草の名物にすれば、次世代の役者が育つと思います。

女剣劇なんかも、若い子が知ったらびっくりするかも!古い芸能だって今の時代だからこそ、かえって新鮮に映るんじゃないかしら(笑)?

木馬亭での浅草21世紀、活弁や浪曲も、じわじわ人気が上昇しています。みんなで盛り上げてゆけば、各分野からスターが育つ日が、必ず来ますよ!

それと同時に『浅草愛』も!

それでこそ、芸どころ・浅草だ!

では…まだまだ話足りない感はありますが(笑)、そろそろ時間も迫ってきました。今回の座談会に際して、皆さん何かあれば、一言ずつお願いします。

僕は毎月の記事を「浅草」の文字で書き出すように心がけているんです。小さなことの積み重ねですけど、今後とも浅草誌とともに街の発展を後押ししてゆけたらと思います。

私はまず、演芸ホールさんとか木馬さんとか、頑張っているところを応援し続けたい。それから、長年の夢である浅草を舞台にした漫画を描きたいです。浅草のためにも、自分のためにも、ね!

今も現役第一線で活躍している浅草喜劇出身の芸人さん達の多くが、伝統の軽演劇を後世に伝えたいという情熱を持っていらっしゃる。甘える形にはなっちゃいますけど(笑)お声を掛ければきっと、喜んで手を貸して下さるのでは。
演劇ライターの立場から、何らかの働きかけが出来ないか、考えてみたいと思います。

私は、時々原稿に行き詰まると、先代発行人・小島康さんの創刊にあたっての言葉を読み返すんです。初心を決して忘れず、気を引き締めてゆきたいですね。

熊澤:世間が意気消沈ムードの中、果たして今日はどんな展開になるのかと思いながら来たんですけど、前向きな話ができて、本当に良かったわ。新しい挑戦にも、大いに期待しています。先に希望が見えてきました!

当面は、“見えない敵=コロナ”と闘うことだね(笑)。もう少しだけ皆で踏ん張れば、必ず好転しますから!

コロナに敗けない浅草人の心意気こそが、時間と共に賑わいのある新しい浅草を創ってゆくと思います。最後に、発行人であります小島社長からの謝礼の言葉で締めたいと思います。

浅草を愛し、現在も活躍しています皆様方のご意見には、夢もあり希望も見える有意義で楽しい座談会となりました。 私の好きな言葉に「旭日昇天」という熟語がありますが、必ず浅草に太陽が輝き、勢いが盛んになる日が来るでしょう。 どうぞこれからも、共に歩んで下さい。本日はご多忙の中当誌の座談会にご出席下さり、多くの貴重なご意見を頂きまして、ありがとうございました。

『月刊浅草』50周年・600号記念座談会<前半>を読む!

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