「芸能の町、浅草では今月も新国劇の名作公演が行われています」と、こんなナレーションがテレビから流れてきた。昭和59年9月、関東地方で放送されたNHKの番組と記憶している。画面には浅草公会堂前のオレンジ通りに、幟(のぼり) […]
続きを読む島田正吾
浅草・ラグノオの店<第6回>懐かしの浅草芸能歩き|月刊浅草ウェブ
秋の落ち葉か。勢いよく最後の旅路を土とともに朽ちてゆく。末期の恐れをかくして、あくまでも品よく、無雑作に散ってゆく……。エドモン・ロスタン原作『シラノ・ド・ベルジュラック』より楠山正雄訳、額田六福翻案の戯曲「白野弁十郎」 […]
続きを読む新国劇直伝! 日本時代劇研究所<第3回>懐かしの浅草芸能歩き|月刊浅草ウェブ
「新国劇では、斬られ役という言葉を使いませんでした。カカリ(掛かり)といって、ただ斬られるだけではない。強い侍、弱い侍、博徒など役柄と場面に応じた刀の持ち方、振り方、鞘への納め方があって、それこそ腕の立つ役者が選ばれまし […]
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