猿若三座〈第3回〉絹川正巳|月刊浅草ウェブ

拍子木のことを略して〈木〉または〈析〉(読み:き)という。 開幕の鳴り物に合わせて木をチョンチョンと次第に早めにきざんで幕があいていく。 開幕の時も、幕切れの木頭(きがしら)を主演者のイキに合わせ、舞台の効果をこわさぬよ […]

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あさくさ交遊録<第7回>稲川實|月刊浅草ウェブ

筑摩書房の「ちくま文庫」から出る『吉原酔狂ぐらし』(2003年)については、企画段階から聞かされていたので、「本のカバーは、滝田ゆうさんの遺作の中から、酔狂ぐらしにふさわしい絵を探し出し、文庫本の表紙を飾りましょうよ」と […]

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