開業当初から現在まで母娘2代にわたって惚れ込み、カナリヤの主軸となっているのは、アルビオン化粧品。
自然の生薬を中心とした厳選素材から成る製品は海外からの評価も高く、日本土産としても大人気です。
さまざまな国のかたが訪れる土地柄を活かし、フェイスブックやラインなどの新しいツールも積極的に取り入れながら国内外のお客さま、どちらにも喜んでいただけるようなきめ細かなサービスを心がけています。
アルビオンをはじめ、完成度の高い日本の素晴らしい化粧品を世界中に広めたい。出来れば海外にもスキンケアショップを持てたら・・・そんな夢も、秘かに温めています。
外側からのスキンケアとともに、貴湖さんの健康美を内側から支えている大切なライフワーク、それは川柳。川柳をはじめてから、目に映るもの全てが新鮮に見え、日常が輝きを増しました。ふと気づけば無意識に指を折っている自分がいます。諸先輩がたの少年少女のような瑞々しい感性に触発され、元気をもらうこともしょっちゅう!いつか外国で川柳会を開くことが、もう一つの夢なのだそうです。
『雷門 粋で鯔背なおもてなし』『手をつなぎ 歩きたくなる かっぱ橋』 貴湖
台東区を発祥の地とする川柳は、250年の歴史を持つ浅草文化でもあります。例えば学校や介護施設の活動に取り入れたり、外国人のお客様にも解りやすくご紹介するなど、川柳の楽しさを知っていただく活動を通して、同時にそれが浅草の活性化にも繋がれば、こんなに嬉しいことはありません。
取材中、深く印象に残ったのは、ボーダーレス(境のない、多様な)という言葉。人に垣根を作らず、おおらかにありのままを受け入れてくれるこの浅草で、年齢も性別も国境も超えた人々が集うカナリヤは、ボーダーレス・コミュニケーションの発信地となってくれることでしょう!
(「月刊浅草」編集人 高橋まい子)
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