「台東区少年少女発明クラブ」未来を担う科学っ子たちの飽くなき研究心に脱帽!<第6回>まい子のぶらり散歩。

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第6回「台東区少年少女発明クラブ」

今回は、元気いっぱいな子供達のお話。東京工業大学にて開催された第7回全国少年少女チャレンジ創造コンテストに出場した「台東区少年少女発明クラブ」のメンバー達の活躍を、コンテストの模様とともに密着取材してまいりました。

「台東区少年少女発明クラブ」は、公益社団法人発明協会と区による共同事業で、ものづくりの街・台東区の未来を担う子供達に科学の楽しさ、開発分野の仕事への興味を深めて欲しいという願いを込めて平成5年に設立された、東京都初のクラブです。現在(2016年時点)小学3年生~中学3年生までの96名が在籍し、楽しく学び、活動しています。 
今回取材した全国少年少女チャレンジ創造コンテストとは、北海道から沖縄まで全国に218を数えるクラブの中から、地区予選を突破した60チームが各々自由な発想で創作した、動力車と山車から成る”からくりパフォーマンスカー”を走行し、その性能、アイディア、挑戦度、プレゼン等の総合力を競うもの。子供のコンテストとあなどるなかれ、大人顔負けの非常にハイレベルな競技なのですよ!
わが区代表「台東2016」チームのメンバーは、中学2年のSさん、小学6年のTくん、同じく4年のKちゃん。作品のテーマは3人で話し合い、昨年7月に世界遺産に登録された国立西洋美術館と、浅草寺を代表する祭りの一つ、金竜の舞に決めました。
制作期間は、約半年。限られた時間の中で高度な技術を要する作品を完成させるには、3人が気持ちと力を合わせ、折れない心で根気強くトライ&エラーを繰り返さなくてはなりません。「自分の頭で考えることの大切さ、それをカタチにすることの喜びを味わい、勉強することの楽しさや真の意味を知って欲しい。向上心を持って何事にもあきらめずに取り組む姿勢を身に付けてくれればと思います。」と、先生。発明を通しての貴重な学びは、子供達が成長してゆく上で、どれほどの財産となることでしょう。 

大会の幕が上がりました。午前中に予選が行われ、審査を通過した上位20チームのみが午後の決勝に進めます。台東2016チームの走行順は、19番目。順調に滑り出すかと思いきや…トラブル発生!動力車にセットされた国立西洋美術館の壁が開き、中から空中浮上する彫刻が顔を出す…という難易度の高い仕掛けが、予定より早いタイミングで作動してしまったのです。
失敗にめげず気持ちを切り替え、Kちゃんのはきはきとしたプレゼンテーション、Tくんの的確な操縦、Sさんの絶妙なバックアップと各自の役割をしっかり果たし、最後まで精一杯奮闘しましたが、惜しくも予選通過はなりませんでした。
結果こそ残念ではあったものの、これはいわば、名誉の敗退。失敗を恐れず、ハイリスクでも敢えて難しい技術に挑戦した勇気こそ発明の真髄、“失敗は成功のもと”というではありませんか!

…とはいえ、残念な結果に、さすがの元気な3人もがっくり気落ちしているのでは…と競技後の感想を聴きにゆくのをためらっていた私に、
「子供たち、もう決勝戦を見学しに行きましたよ。強いチームの良い点を研究して、来年もまたこのメンバーで頑張るんだって意気込んでますから、ぜひ話を聴いてやって下さい!」
と、先生。その視線の先には、決勝の競技を食い入るように見つめながら必死にメモを取る、3人の清々しい姿があったのでした。発明を通して培われた根気強さ・逞しさは、彼らの中に、しっかりと根付いていたようです。

(「月刊浅草」編集人 高橋まい子)

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