「ふじ屋」江戸から続く手ぬぐい文化を通じ浅草の発展に寄与する名店<第10回>まい子のぶらり散歩|月刊浅草ウェブ

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ふじ家, 川上千尋

第10回「ふじ屋(ふじや)~染絵手ぬぐい専門店~」

今回は、本誌「月刊浅草」の表紙を手掛けて下さっている手ぬぐい店「ふじ屋」の店主・川上千尋さん。季節の風物詩や浅草の様々な行事を題材とした江戸情緒あふれる手ぬぐいと絵のコラボレーションは川端康成先生の題字とともに、今や「月刊浅草」の顔となっています。

浅草寺門前に店を構えるふじ屋は、江戸時代に生まれた手ぬぐい文化を現代に復活させ、浅草の発展にも多大な功績を残した先代・川上桂司氏が昭和21年に創業した染絵手ぬぐいの名店。

染める前の段階から気が遠くなるほどの手間暇をかけ、繊細な手仕事を重ねて丁寧に仕上げられた手ぬぐいたちは余所とは一線を画す、いわば別もの。その美しさもさることながら、“江戸の知性”が凝縮された一枚一枚の存在感が、ふじ屋の凛とした佇まいを創っています。

>次ページ「江戸時代に活躍した浅草ゆかりの戯作家・絵師、山東京伝の手ぬぐい図案の復刻」

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