第14回「待乳山聖天(まっちやましょうでん)」
今回は、『待乳山聖天(まっちやましょうでん)』の通称で親しまれ、「大根まつり」や「浅草名所七福神」でもおなじみの本龍院を訪れ、第23代・平田真澄住職にお話を伺ってまいりました。
街の喧騒を離れた隅田川沿いに佇む木々に覆われた美しい小山は、まるで別世界に迷い込んだかのような静寂に包まれ、霊山と呼ぶに相応しい雰囲気を有していました。
今を遡ること1400年程前(飛鳥時代)。地中から忽然と隆起した山を、金龍が天から舞い降りて守護し、それから6年後の飢饉の際、救済のために現れた大聖歓喜天(聖天さま)が、この霊山に鎮座されました。これが待乳山聖天・本龍院の起源と言い伝えられています。寺院でありながら、本殿正面には「聖天宮」の文字が。寺院と神社の明確な区別すらなかった遥か昔より、長い歴史の中で培われてきた神仏習合的な独自の信仰は時を越え、今日まで脈々と受け継がれています。
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