「浅草うな鐵」鰻をもっと気軽に、どなたにも!本格派ながら工夫溢れる名店<第13回>まい子のぶらり散歩|月刊浅草ウェブ

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第13回「浅草うな鐵(あさくさうなてつ)~鰻専門店~」

今回は、伝統的な江戸前のうな重はもちろん、ここでしか味わえないオリジナルメニューが魅力の「浅草うな鐡」。落ち着いた雰囲気の本店、下町情緒たっぷりの国際通り店、それぞれの個性を存分に発揮し、どちらも連日大盛況です。 

昭和55年創業。大手ミシン会社が池袋のうな鐡からの暖簾分けという形で始め、当時店長を任されていた現社長の小林昌司さんが引き継ぎました。土地柄に馴染み、親しんでもらえるお店にしたいと地道な努力と試行錯誤を重ね、今では浅草らしい鰻店の一つとして名前が挙がるまでになりました。
 
鰻をもっと気楽に、どなたにも楽しんでいただきたいというのがうな鐡の信条。その志はメニュー構成にも色濃く表れています。
たとえば、鰻の各部位(かぶと、きも、ひれ、短尺、レバー)を焼き鳥風に香ばしく焼き上げた「串焼き」。仕事帰りにふらっと立ち寄るような感覚で鰻を味わって欲しい、そんな思いから生まれたこの看板メニューには、鰻の命を頭からしっぽまでムダなく丸ごといただく、というポリシーも込められています。
そして、うな鐡の顔ともいえる「浅草ひつまぶし」と「塩ひつまぶし」。串焼きで一杯呑んだ後、〆にチョットご飯ものが欲しいけれど、うな重までは食べられない。そんなお客様のご要望に応えたいと考えた小林さん、名古屋の郷土料理ひつまぶしに独自のアレンジを加え、関東好みの味や焼き方を追及、薬味にも工夫を重ね完成させた、渾身の逸品です。タレ味、塩ダレ味、どちらも美味しそうで選べない!定番のうな重との違いも味わってみたい!という方には、家族やグループでのシェアがお勧め。肩ひじ張らず、自由にお楽しみ下さい。

>次ページ「オヤジというあったかい呼び名が本当にぴったりだなぁ」

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