何が起こるか分からないこのご時世、しかも我が家は狭いので収納には限度がある。だからたくさんは買えないけれど、やっぱり毎日を楽しみたいから、お買い物はしたい。
今回は、そんな私が、浅草を歩き回って実際に購入した商品をご紹介します。せっかくなので「いつもの私」ではなく、「新しい私」に出会えることを期待して♬
●1店舗目: 新仲見世通り「LIPS」●
台東区浅草1-29-2☎03-3841-2197
創業から40年間、1日だってお休みしたことがなかったというこちらのお店。新型コロナの影響で、店舗の敷地が半分になる⁉という前代未聞の大ピンチに遭い、敷地を真半分にする工事をしたそうだ。工事とコロナ禍のため1年9ヶ月間休業し、2021年10月に満を持してリニューアルオープンした。
こちらは、お店限定のオリジナルTシャツで、浅草の地図が描かれている。もし浅草で道を聞かれたら自分の着ているTシャツを指差しながら案内できる。デザイナーさんがお亡くなりになったとかで、商品は在庫限り。カラーは、白、紺、グレーの3色展開。私は爽やかな白色を購入!すでに私はあちこちで「それどこで買ったの?」と聞かれている。気になった方は早めにお店をチェックした方がよいかも。サイズで迷っていた時に、おばちゃん(石田さん)が「ぜったいMよ!」とおっしゃってくれたので、迷うことなくMサイズを購入。そういうお店の人とのやりとりが楽しい。
●2店舗目: 公会堂横通り「JAPAN BLUE JEANS 浅草店」●
台東区浅草1-31-4☎03-6802-7300
ふと歩いていると、店先にオーバーオールがズラリと並んでいた。そういえば、これまでの人生で、オーバーオールは着たことがないな〜と思い、新しい発見を求めて入店。オーバーオールって、作業着感が強かったり、子供っぽく見えたりする印象を持っていたけれど、店主の大久保さんの大人カッコいい着こなしに魅せられて、私も着てみたい!と思った。
以前は、浅草六区にあった「まるごとにっぽん」というショッピングビル(現ユニクロ)の中に店舗を構えていたが、閉館に伴ってお店を閉店することになった。しかしやっぱり浅草にお店を構えたいと、フランチャイズ化して独立させてもらい、浅草でお店を構えることにしたそうだ。内装もとってもおしゃれで、大久保さんのこだわりが伝わってくる。デニム好きにはたまらないお店。私は、白色のオーバーオールを購入。初めて見るオーバーオール姿の自分を見ながら、新しい舞台制作へのアイディアも浮かんできそう。
今回は、浅草中を歩き回って洋装の婦人服店だけでなく、和装、紳士服、古着、舞台衣装のお店まであらゆる服屋さんに入店してみた。今回ご紹介できなかったお店でも、楽しい出会いがたくさんあった。ニコニコ嬉しそうに商品説明をしてくれるおじちゃん、生地の歴史まで話してくれるお兄さん、「これも似合うんじゃない?」と新提案をしてくれるおばあちゃん、お店の奥で全く動かないおじいちゃん…。浅草は色んな人がいて面白い。これからももっと深く浅草を知っていきたいから、子八咫は歩き回ります♬月刊浅草ウェブや、YouTube「浅草ユーチューブ!」では、カラー写真を見られますので、ぜひ検索してみて下さいね。
(月刊浅草・令和4年6月号掲載)
【筆者紹介】
活弁士・麻生子八咫(あそうこやた):父麻生八咫に弟子入りし、10歳の時に浅草木馬亭で活弁士としてデビュー。
活弁は、サイレント映画に語りをつけるライブパフォーマンスです。どうぞよろしくお願いします。
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